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斬られたⅡ

西実4位の天狗が小川村にやってきましたよ。
このコースはヒルクライムがキツイらしい。登りが弱い私は完走が目標。しかし、完走でもスゲー順位だったりする。覚悟はしておこう。

試走
コース設定者によると、えげつないコースらしいが、ゆっくり登ったのでそうでもない印象。ま、どんなコースでもレースだとしんどいっす。
登りと下りと、あるのかないのかわからない平坦。

夕方から雨。自分はちょっとムフフなのだが、今回チームにはローラーが無いのでどっちでもいいよ。

当日
残念ながら晴れ。アップは気持ちよくできた。
出走サインに向かう。

今回のレース、あごひもを締めろキャンペーン実施中で、どうやら監督会議であごひもが緩んでいる選手は出走できないと発表されたらしい。よくあるキャンペーンとしては、ヘルメットのJCF公認シールかな。
「あごひもが緩んでたら出走させてやらないぞ!」
「てめぇこの野郎、あごひも絞めやがれ。監督から聞かなかったのか?お前の監督誰だ?」
大袈裟に書いたが喧嘩腰である。

「すいませんね、繰り返しになりますが監督会議で決まりましたので、ちょっと苦しいかもしれませんけど安全のためにも出走の際にはきっちりと締めるようにご協力お願いします」
「もし緩んでますと、危険ですので出走を認められない場合がありますからご注意ください」
とは死んでも言わんか。

スタート位置に行った時には満員だった。なぜか2列目あたりを確保。いきなりヒルクラだからあまり関係ない。けど前の方がお得だと思う。

8時30分FRスタート。パレード走行なしで本コースへ。ヒルクラ2本
8時35分BR1スタート。パレード走行後本コースへ。ヒルクラ4本
8時36分ERスタート。パレード走行後本コースへ。ヒルクラ3本

コース上には3か所の関門があり、クラスに関係なく最先頭より10分遅れで足切り。
女子とERはこの時点で7~8分の差があり、仮にメッチャ速い女子選手が居たとして、2~3分遅れた選手は終了してしまう。
2周目以降は1分前にスタートしたBR1のトップが基準になると思われるが、5kmのヒルクラ3本で10分以内に収めるのは相当厳しいだろう。

パレード走行であわや集団正面衝突事件。詳しくはどっかのwebサイトで!
先導バイクの人は再起不能な程怒られた事でしょう。

おいおい女子逃げちゃうぞ。とにかくBR1を先に行かせてERはUターン。中盤になっちまったぜわっはっは。
ヒルクラが始まってからは全カテゴリが入り乱れて闘う。私の今のヒルクラは壊滅的なのだが、それでも同じ速度の選手はわんさと居る。速度は10数キロだけど人の後に付いて少しでも空気抵抗を減らしたい。

1本目クリア。どうやら女子に殺られる事は免れたようだ。
下り。これぞ公道レースの醍醐味か。対向車の来ない2車線の県道を、際限なく攻めて良いという至福のひと時。(もちろん登りも No Limit で攻める事推奨)
2車線使って良いとは言っても、知らない道だしなかなか使いこなせるものではありません。基本左側通行で、追い越しとかミスした時に右を使う。
特に2箇所ある左ヘアピンは、パラボリカの逆パターンでガードレールいっぱいまで使ってしまった。ここでチームメイトの落車もあった。

2周目。短い平坦区間でBR-1様の強烈な引き。坂まで持たんよ。チェーンを落として千切れる。
また淡々と登る。周りもみんなヘロヘロや。高級ホイールのロゴが読めちゃうぞ。

中腹あたりで審判車らしき者が何やら言ってくる。「3分やぞ、頑張れ」相変わらずの命令口調だが頑張れは嬉しい。
ところで、何が3分なのだろう。先頭との時間差?それとも足切りまでの時間?実際は後者だったようで、この時点で絶望やわ。

もう帰って来ることのない頂上ゴールを通過し、ダウンヒルを楽しむ。下り切ったら脚は回復しているので快調に登りに向かうが坂の手前の関門でアウト。ま、これより少々早くても中腹の関門で切られていた事でしょう。
「こんな所まで来て1ポイント」という現実が重くのしかかる。三輪車耐久の感動よりここに居る選手の哀愁は泣けるぞ。


さて、レースは終わってTRのサポート。とは言っても私は見てるだけだし補給も水だけという省エネ教祖。
フィードゾーンには選手と比べると非常に些細なルールがあるのだが、逐一人の上げ足を取るオバハン。ルールは守らないといけないのは当然だけど、足の引っ張り合いのような排除の仕方にはあきれた。

最終周ゴール、先導車(サンルーフからオッサンの体が生えてるやつね)はゴールライン手前で道路脇の駐車場に入り、選手だけがゴールラインを通過する段取りなのだが、駐車場入り口もズラリと観客が並び、入れなくなった。
すかさずサンルーフオヤジ どけゴルァ!! 
開いた口が塞がらなかった。駐車場にはガードマンが居たのだから、それを教育した貴方の問題でしょ。


と、不甲斐ない成績で他に矛先を向ける私でした。
by hatoracing | 2009-07-29 22:52 | Comments(0)